13Sep
先日、「高級化粧品を使うと必ず肌荒れする!」というお悩み相談を受けました。
「高級化粧品ってどんなもの?」と聞くと「デパコス」とのこと。
確かに私もシャ〇ルとディ〇ールは、肌荒れしちゃうけど、サンローランはOK。モノによると思うけどこのようなお悩み、実は多いのかな?と思い今回は高級スキンケアで肌荒れする謎を紐解いていきたいと思います。
まずは、高級スキンケアで肌荒れする可能性を考え、高級化粧品の落とし穴、この成分が入ってたら高級化粧品と呼んでいい成分をリストアップしますね。
高級スキンケアで肌荒れする理由
自分の肌に合っていない可能性
一番可能性が高いと思う、この理由。高価なスキンケアが必ずしもすべての人に合うわけではありません。それは安価なスキンケアも同じこと(個人的には安価なスキンケアのほうが肌荒れ率高いです。)高いから良いだろうと思っても、肌質や悩みに適した成分が含まれていない場合、効果を感じないことも。特に敏感肌やアレルギーを持つ場合は、高いから安心、有名ブランドだから安心ではなく自分に合うかを見極める必要がありますね。
使い方が間違っている
スキンケア製品の効果を最大限に引き出すためには、使用量が重要です。例えば、高級だからもったいないと量を少なくして使うと肌が乾燥したり、製品が謳う効果が感じなかったりします。
肌の問題が根本的に改善されていない
高級なスキンケアでも、使ったらすぐすべすべになるってことはあり得ません。表面的な改善だけで、肌の根本的な問題(ホルモンバランス、栄養不足、ストレスなど)が解決されていないと、効果を感じにくいことがあります。内側からのケアも同時に行うことが大切。高級ケアをしてるからと肌に炎症を起こすような食事をとったり寝不足にしているともったいない!
過度な期待や即効性を求める
高級なスキンケアだからと、すぐに劇的な効果を期待しがちですが、スキンケアは継続して使用することで効果を実感するもの。特にアンチエイジングやシミなどの悩みには、時間がかかります。肌はターンオーバーごとに生まれ変わるのでまず角層を整えることが大事です。角層を整えることは健康の土台を整えることです。化粧品の効果が加速しますよ!
高級スキンケアの落とし穴
高級スキンケアだからすべて「優れている」わけではなく、ブランド名やパッケージ、広告料ににお金がかかっていることも多いです。実際化粧品を作る立場にいるのでよくわかりますが、化粧品でなくボトルを売ってるなって思うことがあります。パッケージ代に加え、デパートで販売されていると場所代やイメージ広告の宣伝広告費もかかりますよね。
イメージや見た目ではなく、実際に効果がある成分かどうかチェックして、価格ではなく内容成分で選びたいですよね。後程「この成分が入ってたら高級化粧品と呼んでいい成分をリスト」を書いていきますね。
高級化粧品でお金を無駄にしないために
サンプルでパッチテストを!
新しい製品を使用する前に、腕の内側など目立たない場所でパッチテストをしてください。栄田は、気になる化粧品コーナーにパッチテストを持っていき、テスターで
パッチテストをさせてもらってます。ここでアレルギー反応がないか確認。使っていい化粧品なのかの第一歩ですね。
シンプルな成分表示かチェック
高級化粧品には、リッチな使用感をもたらしたり、肌に塗った時に「つるん」とさせたりみずみずしさを与えるようなポリマー、シリコン類が多く使われてることがあります。
・ジメチコン
・PEG類
なんかはNG成分として探しやすいですので、これらは避けたほうがいいと思います。
あと敏感肌さんなら、ベース成分としてDPG(ジプロピレングリコール)が入ってるものは避けたほうが良いです。代わりににBG(ブチレングリコール)が入ってるものがいいです。
実際、化粧品を作る際に私含め敏感肌さんでテストした時、DPG(ジプロピレングリコール)は稀に刺激がある程度とものの本では言われていますが、数人テストで反応出てましたので。
一般肌のテストでOKでも、敏感肌テストではNGってこと、結構あるんです。
この成分が入ってたら高級化粧品と呼んでいい成分をリスト
では、エイジングケア成分について、よく入っていがちな成分で、ペプチド、コラーゲン、セラミド、ヒアルロン酸、ビタミンCについて、安価な成分と高価な成分をリストアップし、それぞれの特徴を説明していきまね。
カテゴリ | 安価な成分 | 高価な成分 |
---|---|---|
ペプチド | ペプチド-1、ペプチド-3、ペプチド-4 | オリゴペプチド-24、オリゴペプチド-20、アセチルデカペプチド-3 |
コラーゲン | 加水分解コラーゲン、ヒドロリセートコラーゲン | サクシノイルアテロコラーゲン、バイオジェネリックコラーゲン |
セラミド | セラミドAP | セラミドNG、セラミドAG、セラミドNP、セラミドEOP |
ヒアルロン酸 | 加水分解ヒアルロン酸 | アセチルヒアルロン酸Na |
ビタミンC | アスコルビン酸 | テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VC-IP) |
特に効果な成分の「セラミドEOP」はアシルセラミドと言われ、セラミドの王様!バリアサポート力が抜群です。
1. ペプチドについて
安価なペプチド
- ペプチド-1(アスパラギン酸ペプチド)
- 効果: 保湿や肌の柔軟性を向上。
- 特徴: プチプラ製品に多く配合。
- ペプチド-3(グリシンペプチド)
- 効果: 肌の保湿や柔軟性サポート。
- 特徴: シンプルな構造で製造コストが低いので、プチプラに適している。
- ペプチド-4(アセチルヘキサペプチド-8)
- 効果: 表情ジワの原因となる筋肉の動きを緩和。
- 特徴: 効果は高級ペプチドに比べ控えめですが、比較的安価でプチプラ製品向け。
高価なペプチド
- オリゴペプチド-24
- 効果: コラーゲン生成促進、肌の弾力性向上。
- 特徴: 分子量が小さく浸透力が高いため、高級化粧品によく配合されてます。
- オリゴペプチド-20
- 効果: 肌の再生促進、保湿効果。
- 特徴: 高濃度で配合され、エイジングケアに特化。安定性が高く、持続的効果を発揮します。
- アセチルデカペプチド-3
- 効果: 表情ジワの形成を防ぎ、肌の滑らかさと弾力性を向上。
- 特徴: 高分子ペプチドで持続的な効果を持ち、高級ブランドに多く配合されています。
2. コラーゲン
安価なコラーゲン
- 加水分解コラーゲン
- 効果: 保湿、肌の弾力性向上。
- 特徴: 分子が小さく、浸透力があるけど効果はそんなに期待できないそう。
- ヒドロリセートコラーゲン
- 効果: 保湿力を提供。
- 特徴: プチプラ用。
高価なコラーゲン
- サクシノイルアテロコラーゲン
- 効果: 肌の弾力性向上、シワの軽減。
- 特徴: コラーゲン誘導体で、エイジングケアに高度な効果を発揮。高級製品に配合。
- バイオジェネリックコラーゲン
- 効果: 肌の弾力性や保湿力を高める。
- 特徴: 植物由来や発酵技術で生成され、アレルギー反応が起きにくい。高級化粧品に使用されることが多い。
3. セラミド
安価なセラミド
- セラミドAP
- 効果: 保湿、肌バリア機能強化。
- 特徴: 基本的なセラミド効果を持ち、プチプラ製品でセラミド使ってるのはこちらが多い印象。
高価なセラミド
- セラミドNG
- 効果: バリア機能の強化、保湿力の向上。
- 特徴: 高濃度で配合されることが多く、高級化粧品によく使われています。
- セラミドAG
- 効果: 深部保湿、バリア修復。
- 特徴: 高品質なセラミドで、エイジングケアに特化した製品に使用。
- セラミドNP
- 効果: 水分保持能力の向上、肌のバリア機能強化。
- 特徴: 高品質で複数種類のセラミドを含む製品に多い。
- セラミドEOP
- 効果: 肌のバリア修復、保湿力の向上。
- 特徴: プレミアムなセラミドで、高級化粧品に配合されます。
4. ヒアルロン酸
安価なヒアルロン酸
- 加水分解ヒアルロン酸
- 効果: 保湿、肌の水分バランスを整える。
- 特徴: 手頃な価格で高い保湿効果を提供し、プチプラ製品に多く使用。
高価なヒアルロン酸
- アセチルヒアルロン酸Na
- 効果: 通常のヒアルロン酸よりも高い浸透力を持ち、深部保湿を実現。
- 特徴: 高級化粧品に多く配合され、効果的な保湿を提供。
5. ビタミンC
安価なビタミンC
- アスコルビン酸(ビタミンC)
- 効果: 抗酸化作用、メラニン生成抑制、コラーゲン生成促進。
- 特徴: 効果的だが、安定性に課題があり、低価格帯の製品に使用されることが多い。刺激が強いのが難点。
高価なビタミンC
- テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VC-IP)
- 効果: 強力な抗酸化作用、シミの防止、コラーゲン生成促進。
- 特徴: 高安定性のビタミンC誘導体であり、高級化粧品に多く配合される。
さて、エイジングに効果的な成分をざっとリストにしてみましたが、お持ちの化粧品や狙っている化粧品を比べてみると面白いかもしれませんね!
宣伝になってしまいますが、ラミドラボーテの成分はすべて高品質・高価格の成分使用してます。(ヒアルロン酸は加水分解ヒアルロン酸もアセチルヒアルロン酸Naも入ってます)
よく店舗販売を進められるのですが、数万価格を上げないと本当に赤字になってしまうので、皆様に続けてもらうためにネットのみで販売してます。
栄田割という制度もありますので、気になる方はお問合せからメッセージくださいね!
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