Elexy Life

こんにちは。栄田です。
今回は、角質培養について経験を元にお話ししたいと思います。

角質培養に興味を持つ、始める方のきっかけは様々だと思います。

肌をキレイにしたい想いで始めた角質培養が、逆に肌トラブルを招くことも多くあることがあります。
成功するか、失敗するか
今の肌状態、肌質が大きく左右すると思っていますので
角質培養する判断基準のひとつになれば嬉しいです。
先に、何のための角質培養なのか一緒に意見をすり合わせてみましょう。

肌トラブルを抱えている肌の多くは、
角層という肌の一番上にあって、ばい菌やウイルス、花粉などのアレルギー物質、紫外線等の刺激物から守る層が薄くなっていてると言われています。

角質はバリア機能があるので、角層が薄くなったり機能していないと
肌の中の水分を蒸発させたり、外部からの刺激に弱くなり、乾燥肌、敏感肌、顔に赤みや痒みの原因になります。

肌の健康、見た目の美しさに大きく寄与する角質を培養することは、美肌作り最大のポイントと言ってもいかもしれません。

角質培養の目的は、
与えすぎていたスキンケアを辞め「肌断食」することで、角層を培養（自らの力で育てる）していこうというものです。
でもこの方法、皮膚科学に基づいた方法ではなく民間療法なんですって。

肌に様々なものをやりすぎ、いじりすぎ（摩擦）は良くないことは、肌に気を遣う方ならもう常識かもしれませんね。

やりすぎ＝肌に必要のないものを与えている、無駄なアイテム使い等
いじりすぎ＝落としすぎるクレンジング、パフやブラシ、美顔器やりすぎの摩擦等

これらを、辞める・控えることは、健康な肌作りのためにはいいことですが
自分の肌に必要なもの、不必要なものを見極められてないまま始めると大変危険です。

失敗例の一部ですが
肌が赤い、痒みがある時、乾燥していると思って、化粧水のみのシンプルケアにする。
実は化粧水をたっぷりつけても、乾燥は治らないんです。

肌は水分保持量に限界があり、水分をたっぷり与えても肌がふやけてしまい角層のバリア機能を弱め逆にますます乾燥を招くことになります。
シートマスクもそういう意味では気を付けたいアイテムです。

また、角質培養でよく言われる「肌に膜をはって、角層を育てましょう。」というものですが
スキンケアを馬油やワセリン、オーガニックオイルのみにしてみる。
これも失敗しやすい方法なんです。

馬油やワセリン、オーガニックオイルが悪いのではありません。
無添加でシンプルなので肌に良いイメージがありますが、その効果が肌に良いかは別物なんです。

馬油は酸化しやすく、周りの使用者を見ても肌に合う合わないが大きく別れます。
ワセリンは、脂性肌、乾燥してるけどオイリーなインナードライ肌の人が使うと、油が悪さをして脂漏性皮膚炎の原因になることもあるようです。
オーガニックオイルも自然のものだからこそ、花粉に代表されるようにアレルギーになりやすかったりします。
これらを使用して痒みがでたら、即効で使用をやめましょう！

肌が、乾燥、インナードライ状態
赤みや痒みがある。
こんな状態の時は角質培養を始めると失敗して
肌状態が悪化しやすいです。

肌に足りないものを補うことで、本当の意味での角質培養をしたいですよね。

やってはいけないことは
何もしないケアです。

もともと健康肌で、肌の水分量、皮脂量共に十分ある方なら
ケアをしないでも問題ないでしょう。
角層に充分厚みがあればその時な何もしなくてもキレイな状態を保つことができますが
年齢を重ねていたり何かしらトラブルがある人は
何もしないと、火事を放置していることと同じです。

ちなみに、ワセリンって石油からできてるんです。石油系成分って化粧品に使うとイメージ悪すぎて売れなくなるから使われませんが
医薬品の基材等には普通に使われています。
化粧品を選ぶときはイメージに惑わされずに、肌への効果を吟味して選びたいものですね。

次回は、角質培養を成功に導く角質培養時に与えるべき成分をお話したいと思います。
>>天然のファンデ―ション「角層」を育ててバリア機能を強化、美肌を叶える方法【スキンケア編】
>>【経験者は語る】敏感肌・アトピーっぽい時にやめておいた方が良いこと①